[日誌]5月18日『木星のおおよその大きさ』2

17:37

集合

犬飼さんが印刷できたチラシを配布する。

小林が、持ってきた小道具の歯ブラシを見せる。100均で買ってきたプラスチックに入った歯ブラシと歯磨き粉だが、ポケットに入れると音がなってしまうのでビニールっぽい柔らかい素材のケースのものに変更になった。

服装は、犬飼さん・山科さん・浅井さんはTシャツ短パン。近藤さんはスーツだったが着替えてジャージ姿になった。上はTシャツで下は長ジャージをはいていた。

犬飼さんが近藤さんのスーツ姿を見て「近藤さんそれ衣装ですか?」と冗談めかして聞くと「一応オフィスだからね」と答える。

稽古の前にセリフの変更の確認をする。

それから「一回座って読むのをやって見てから、立ちでやって見ましょうか」と犬飼さんがいう。

近藤さんは倉庫へ椅子を取りに行く。

17:45

座って読む

山科さんは終始歯ブラシで歯を磨く。

ふと、座り位置が自然と前回と同じ位置だったことに気づいた。

18:00

終わる。

犬飼さんが山科さんに「後半は歯ブラシが止まってもいい」と歯ブラシの動作についての演出をする。

セリフの変更をしたのち犬飼さんが「なんかそれで他にあります?」と聞くと、近藤さんある部分のセリフについての質問をする。それに犬飼さんが答える。

犬飼さんが第7場について「全編ラップだなって思ったんですよね」と言う。

「よく聞くフレーズの音で 何にも中身のない話をつないでいる 音だけで会社っぽい会話が取り繕われている感じ が ラップっぽい。」

あんまりピンとこない。

その後「セリフ覚えはどうですか?」と、今後の稽古の方向性についての議論がされた。

18:09

もう一回座って読んでみる。

浅井さん山科さんは横になっている。

浅井さんは足を伸ばしたりあぐらをかいたりする。

18:24

犬飼さん「はい あざす」。

「第2場に、女性に過剰に気を使うのが、逆に失礼という話がある。第7場は構造的にこれの逆で、男なんだからというのを過剰に推し進めていく」と、犬飼さんがマクロな演出をする。

その後山科さんは「歯ブラシをここで止めて磨くのを忘れて喋る、というのがもっとあっていい」と伝える。

先ほどの「ラップ」の話に戻る。あえて犬飼さんの言葉をメモしたものをそのまま引用する。

「素舞台であるので、場所がそこにあることを引き止めるパワーが必要だと思うんですよね。それが歯ブラシの動きの抽象化、イケてる動きとか(役者の)配置とかによって、キープする必要がある。」

「ラップみたいだっていったじゃないですか。それとちょっと繋がるところがあって、ラッパーのあの動き(特徴的な身振り手振り)によって場をキープしてると思うんですよね。それがさっき言った動きの抽象化なんだと思います。」

「素舞台がセットのあるものの劣化ではなく、素舞台でしかできないというものにしたい。

でも、だから動いて欲しいわけではなく、なんとなくやっていくうちに出来てくると思うんですけど。」

「じゃあちょっと立ってやって見ましょうか」

18:32

中断。邪魔だったホワイトボードをどかす。

序盤、浅井さんが便器の前に立つマイムをすることによって、「あトイレだ」っていう感動が観客側にはあるので、役者はそれを意識してやって欲しい、と犬飼さんが浅井さんに指示する。そういえば、犬飼さんは前回の稽古で浅井さんのことを「浅井氏」と呼んでいたが今回は「浅井さん」と呼んでいる。

18:34

再開

浅井さんのTシャツのバックプリントの牛がかっこいい

18:52

終わる。

ふたたび犬飼さんが山科さんへ、歯ブラシのスピードについての演出をする。犬飼さんの短パン(カーキ)にペンキっぽいのがついている。

浅井さんが「エアータオル」のマイムをすることが追加された。犬飼さんはエアータオルのことを「バー」と呼んだ。

19:00

休憩

19:13

再開

立ちで一回通す

19:13

犬飼さんが山科さんへ歯ブラシの動きについて指示を出す。

「最後の方は、歯ブラシをもっと遅らせて欲しい。歯ブラシを動かさないでただ持ってる時間を長めに、特に近藤さんと話している間はほぼ持ちで。」

浅井さんのエアータオルのタイミングとマイムの確認をする

またトイレのマイムについて、「アピール度がもうちょっとあってもいい」と浅井さんと近藤さんへ指示を出す。

もう一回

19:38

本番の打ち合わせをする。

19:47

再開

浅井さんの「アピール度」の高いマイムが面白い。

20:03

終わる。

犬飼さんが、近藤さんの歯磨きについては「磨かなくていいかもしんないです スッキリしてて(良い)」と言う。

20:06

休憩

20:20

再開。もう一度通しで。

犬飼さんが赤ペンを咥えて壁にもたれている。

20:37

犬飼さんが山科さんへ歯ブラシの指示を出す。「序盤もうちょっと磨いて欲しい。何か言いたげに見えてしまうので。」

そして浅井さんのトイレのマイムについては「重くなっちゃってるので軽くして欲しい。」と指示を出し、それよりも近藤さんと山科さんへ目線を振ることの働きを意識して欲しいと言う。

20:43

もう一回。

一回止める。

20:44

再開

21:00

終わる。

犬飼さんが近藤さんへ「後半はあんまりこそこそ話にならないで欲しい。ピンポイントでなるぶんにはいいけれど全体的にそうなってしまうと困る」と言う。

21:08

もう一回。

途中で退館の時間に迫ったため中断する。

解散。

1998年生まれ 千葉県出身 上智大学文学部哲学科在学中 過去作に『ディスプレイには埃がたまっている』(wwfes2018 演劇コンペティション「演劇のデザイン」参加作品)